■ ID
| 1300 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 日本海溝に沈み込む太平洋プレート上層部の温度構造異常と間隙流体の研究
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■ 著者
| 山野誠
東京大学 馬場聖至
東京大学 川村喜一郎
(財)深田地質研究所 後藤忠徳
京都大学大学院 笠谷貴史
(独)海洋研究開発機構 川田佳史
(独)海洋研究開発機構 市原寛
(独)海洋研究開発機構 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター 後藤秀作
(独)産業技術総合研究所
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■ 出版元
| (独)海洋研究開発機構 |
■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| ブルーアース'11、平成23年3月8日 |
■ 抄録・要旨
| 太平洋プレートは宮城沖の地震や関東大地震を引き起こすプレートのひとつであり、その地下の温度構造を調べることは、地震発生のメカニズムを研究する上でも重要である。このため日本海溝海側から陸側にかけて地殻熱流量の測定を行ってきた。この結果沈み込む直前で地殻熱流量が海底年齢から推定されるよりも高く、何らかの熱異常が存在することが指摘されている。本研究では、日本海溝を横切る複数の測線をとり、それぞれの測線に沿って熱流量分布を明らかにした。この結果いずれの測線においても沈み込む直前で熱流量が高くなっている傾向があることがわかった。これは浅部の間隙流体の移動にともなう熱輸送効果が表れている可能性によるものと解釈される。今後も引き続き熱流量測定を実施してその原因を明らかにしたうえで、地下熱環境の推定を行うことが重要である。
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